オナ禁16日目 オナニーは幸せの代替にはなり得ない
オナ禁2週間を突破しましたオナ禁一等兵です。性欲は日々感じているものの、次に行う行動を運動、読書、勉強に置き換えることで耐え忍んでいます。今日はそもそもなぜ、オナニーをしたくなるかを書いていきます。
行動を促すホルモン「ドーパミン」
周りの環境や心理状態によって私たちがやる気に満ち溢れる時には体の中でドーパミンが分泌されており、それによって行動が促され、行動を決定していきます。ドーパミンが放出されるタイミングは「これから何かいいことが起こりそう」と感じる時に分泌されるもので、子どもの頃の遠足の前日や旅行前などの計画を立てるとき、趣味に打ち込む瞬間や彼女に会う、人によってはスカイダイビングやバンジージャンプなどをするときにもそれが該当します。このように「意欲」や「運動」、そして「快楽」に関係するホルモンの一種でそれらを目的に行動が促されます。
ドーパミンによって目的が達成されるサイクル
「意欲」、「運動」、「快楽」を目的として行動を促すドーパミンは「正しい目的」を達成するために分泌される時が理想のサイクルとなりえます。正しい目的とはその目標を達成することで自分に付加価値が付くような経験やスキル、知識が身につくことを指します。そのため、人によってその価値は変化し、以下のような例が参考となります。
一番上に目的、その下に続くものが行動となります。そしてそれら行動を促してくれるのが他でもないドーパミンということになります。このようにして目的が達成されると私たちはとてつもない達成感を抱き幸せを感じます。そのため、ドーパミンはいわば幸せを感じるために目標を達成させる行動を誘発しているということです。
オナ猿のドーパミンの使い方
今までは正しいサイクルを紹介しましたが、ここからは私も含めたオナ猿のドーパミンの使い方を考えていきましょう。ドーパミンは本来、幸せを感じるために目標を達成さるための行動を促すホルモンですが、オナ猿の場合にはその目的がオナニー、つまり「快楽」となっています。また厄介なのはその目的が比較的簡単に達成できることにあります。簡単に達成できる目標であるのなら誰でも取り組みたいのですが、そこにはひとつ重大な落とし穴があり、その「快楽」を得ても幸せを感じることができないことです。
性欲には波がありその度にドーパミンは放出されていきます。同じ行動では耐性がついてくるため、ドーパミンが次第に多く分泌されていくことになります。そうなってしまうことで変化することは2つあります。
この結果からオナニー以外に幸せを感じるために目標を達成するための行動がない場合にオナ猿へと変化していくのです。
オナ猿になるとどうなるのか
オナ猿に変化することでオナニーのためにドーパミンが過剰分泌されることになります。そのため、そのドーパミンを受け取って実際に体に効果を促す受容体の閾値が高くなり、少量のドーパミンでは効果がなくなってくるのです。ドーパミンはホルモンの一種ですのでそれを受け取る受容体の動きが正常ではなくなる、つまり、オナニー以外にやる気が出なくなってしまうのです。
通常であれば日常にあふれている小さな出来事や発見に対しても幸せを感じ、他の誰かや出来事にインスパイヤされて行動に出ることもあります。しかし、オナ猿になりドーパミンの過剰分泌とそれを受け取る受容体の閾値が変化することで、それを感じなくなってしまうのはとても恐ろしいことだと分かります。オナニーが悪だとは断言できませんが、それでしかドーパミンが誘発されず、他のことに対して無関心になってしまうのは自分の世界の幅を狭くしてしまい、次第に孤立していくことが想像できます。
私がオナ禁を始めようと思った理由も自分の環境や現状に不満があり、その状態を自分で認めることができなかったからに他なりません。オナ禁をすることで次第にオナニーの「快楽」を目的に行動していたことを別の「意欲」や「運動」に変えていくことで、時間と手間はかかりますが、ドーパミンの働きを正常に戻す努力をしています。これを乗り越えた先にはきっと自分の求める何かがあると信じています。オナ禁はまだまだ続きますが、たとえ失敗しても挑戦しなおしてオナ禁180日を達成するための行動をしていきたいと思います。